こちら私の家にまるで自分の家かのような顔で入ってくる、ご近所の「ななちゃん」。
ほっぺたのあたりをさすってやると顔をすりすり押し付けてきて、仰向けになってお腹をみせてくる。
可愛い顔してお腹がボヨヨンとしている。
こんなに私に心を許していいのか・・?
ななちゃんと仲良しの我が家のアオイは連れてきたぞ〜!と得意げな顔して、胸を躍らせているのを
隠せずにいる。
いつもコソコソなに喋ってんの?
地震以来、知り合いのところの猫がご飯を全然食べなくなったとか、怖がってベッドの下から出てこないとかいう話を、ちょっと耳にした。アオイはそんな事全くないけど、デリケートな動物だから特に若くない猫はストレスを抱えてしまうのかな。
先日の強い余震のとき、傘が無いからマックで雨宿りしてたんだけど、隣でコーヒー飲んでたおじさまと目が合い、揺れてますよね、ずいぶん揺れますね・・なんて話してたら、私が楽器を持ってたもんだから、「それ楽器ですか?」と聞かれて「アコーディオンです」と答えると、おじさま「へえ!私シャンソンが好きなんです、やっぱりミュゼットとか・・・」と話が脱線して盛り上がった。おじさまはフランスによく行かれるらしく、「フランスじゃ今ヒップホップですから」とおっしゃっていた。おじさま、腹から出すようなとてもいい声だったので、自ら歌われたりするのかしら・・とそこまでは聞けなかったが、おかげで地震の恐怖も半減して助かった。11日の地震は家で一人だったし本当に怖かったから。人間一人ではずいぶん心細くて弱い生き物なんだなあ、今だからこそ人のあたたかみを感じるなあ、としみじみと実感した中山でした。